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2008年12月13日

第三十六話 コメスタ物語

これからも物語は何年先まで続きます。
その物語の登場人物、芸人さんをこれからも皆さん支え応援して頂けると幸いです。
そして、その芸人さんを支え、向上させていく役割を担っているのがこのいくつものイベントです。
これからもよろしくお願い致します。

まだまだ物語はプロローグにすぎない。  


Posted by ながいまる at 00:00Comments(0)コメスタ★物語

2008年12月06日

第三十五話 番外編 「自由時間 物語」

コメディスタジアム とは、 全くでもないけど主宰イベントでは無いので関係ないのですが、もう、どうせなら触れておこう・・・と、敢えて書かせて頂く。

2007年の始めだったと思うのですけど、女と男・市川くんに声をかけて頂いたのが最初。

それまでに「自由時間」というイベントは知っていて、構成作家(NGKの進行の子)が付いているという噂もあり、一回どんなもんか観に行ってことがあって「ふ~ん。」って帰ったのを思い出した。
「作家いらんやん。」というか、「その作家何を担当してるん?」と、インディーズライブ丸出しで吉本興業名義であれではアカンやろ。と、いうのが感想だった。

それから暫くの時が流れて、声をかけて貰った。

引き受けて「自由時間」とりあえずどんなモンか一回観に行ってから構成内容を変えていこうと思うわ。と。

6月の「自由時間」から参加することになった。

漫才ゲリラの松本さん(現・たいよう)、2回目会った時も「はじめまして。噂はかねがね・・・」と、1回目と同じ挨拶されたり・・・。

で、内容やゲストなどはすべてお任せします。と、なったけど、コーナーではトーク2本は絶対したいです。と、希望を打ち出された。

まぁ、そうなると1回目のトークと2回目のトークの見せ方を変えて変化を出そうと、毎回なんとか頑張ってる。

2~3ヶ月経って「自由時間」を正直、辞めたい、下りたいと思った時期があった。

リハーサルでの意識の低さ。が、一番、苦痛で物凄くストレスあった。
アチコチで喋って集中して無くて時間がかかって疲れる。
特にレッスンルームでやってた頃がそうだ。
毎回同じような展開だし、台本もガッツリ書いて、予め1週間前に内容をメールしてるので把握できてるのかリハーサルはさほど重要ではないかもしれないけど、ゲストの初参戦の人もいるのだから、やはり、メリハリをつけて行動してもらわないと、ちょっと、どうなん?と、なる。

4階の小演芸場に移ってからこの状況が無くなった。

そう、小演芸場では18:00から入れなくて、準備などをしていたらリハーサルなんて10~15分位しかない。

集中しざるを得ないのである。

これでストレスが無くなって、今では楽しいイベントのひとつとなった。

いや、それだけが原因とは思えないけど、こっちサイドが真剣に向き合えばキッチリ返ってきたのが原因と前向きに捉えたい。

それまでは台本も何も無かった訳だから、演者にとってそこの部分は不自由になってしまう訳で、でも、やはり出来るだけのショーアップして観せないとダメだと思うのだ。

私自身のミスも多いけど。

あと始めまして的なメンバーとはお互い探っていたのかどう接したら解らなかったのかの感じだったけど、最近では親しく話せるようになってかなり楽になった。

一番距離を縮める事になったのはやっぱり、3月15日にうめだ花月でやらさせて頂いた「プレゼン!~笑道楽」でしょうね。

入ってから大幅に変えたことといえば、最後のプレゼント企画の内容と演出方法、EDでの告示は必要最小限に、各種トークコーナーの観せ方、企画コーナーなど、他には進行台本、進行表、映像制作、チラシ制作、HP制作 等でしょうか。

客層が広いイベントなんで、あまり解りにくい事してもダメなんで、少しベタよりにはなりますけど。

このイベントでは近未来型の寄席をイメージして創ろうと、している。

まぁ、ワッハ上方である以上はテッペンありますけど、まだまだ何かできる筈で・・・。

そこで、最近、もりやすバンバンビガロにもメインメンバーになって貰った。
毎月より2ヶ月に1回の方が、新作を創りやすいという事で、そうなったのだ。
大道芸で時間かかるし、まぁ、そうでしょう。

これからも可能性が広がると思うこのイベント、物語はまだ第二章に入ったあたりですので温かく生で皆さんの手でこの物語のページを捲っていって欲しいと思います。

~ つづく
  


Posted by ながいまる at 00:00Comments(0)コメスタ★物語

2008年11月29日

第三十四話 番外編 「カラフル! 物語」

笑撃!ベタ×2ピカソ(仮)」を2006年12月17日日曜日に終え、後番組(イベント)として翌2007年2月12日月曜日にスタートさせたのが、この「カラフル! 」である。

30分のイベントを4本(場合によりケースは異なるが)各々が各々の目的を持って行うイベント。

「原点回帰」がまず最初のテーマ。

30分で一つのものを創る、その構成力は後後役に立つし、ダラダラとした事が出来ない訳で物凄く出番前でも緊張感がハンパない。

インディーズライブと呼ばれている昨今、この意味を再度確認し合おう、つまり、勉強会的な自身の苦手克服・強化を目的としていた。

つまり、決して必ずしも100%面白い内容を提供できるかどうかは公演が終わるまでは未知数で、公演前と後で成長、勉強ができていればクリアーなのである。

決して必ずしも100%面白い内容を提供できないかも解らないのに入場料金を取る、取らないの話になるかも解らないが、入場料金を取ることで、少しでもプロ意識は出るし、身に付く部分も大きいと判断したのである。

そして、挑戦したい事の他に得意分野を更に広げたい者、自分たちのやりたい事、実験的な事、この部分も大切にした。

こういう事をやりたい。

ならば、やればいい。

その中で意味があれば、やればいい。

それだけなのだ。

意味がなければ、やらない方がいい。

やりたいことをやる。

多くのお客様に観てもらいたいに繋がる。

意味や目的を持って、かつ皆、創りこんでる意識が高い分、観客動員数を気にしつつもその創り込んだモノを壊されてしまうのは困るので、入場年齢制限を開始したのは最近の出来事。

イベントごとのチケット枚数で対するモチベーションが伺えると判断材料としても良い。

率先してチケ売りに行こうとする意識の高い芸人も見ている。

入り時間を早めにして段取りを済ませ、時間が空いたときにどういう行動してるのかも見てきた。

出入り自由で4つのイベントで観たいイベントだけお客様は観れば良いのがこのイベント。
ご来場のお客様の大半は優しいのでしょうか、残ってくれたり。
(目的でないイベントも観る訳だから興味の無いイベントは辛口批評になってたり・・・これが結構、参考になってたり・・・。)

勉強会的な意味合いが大きいので、アンケートや後日VTRを確認するのは意識の表れ。

そのモチベーション的な部分を保てているのは、中期~後期になってくると数える数しかなくなって、意味があるのかどうか解らなくなってきた。
一旦の幕を引くかどうかを考えだしたのが昨年の秋~冬にかけてくらい。

毎月同じソフトはシンドイのは正直なところで、ソフト自体を毎回変えればその問題は大丈夫。
しかし、イベントの定着度は低くなる事はこの「カラフル!」が始まる前から解っていた事で、説明もしていた。

それが後半になって来ると、ソフト自体が少なくなり2ヶ月に一度の公演へシフトを移した。

このイベント、コメディスタジアムのレギュラーメンバーが、そのソフトの内容のほとんどを受け持っていた。

実際の私の意図としては、弱点克服とか色々ある訳だから、2分組や1分組のメンバーが率先して、「こんなイベントしたいんですけど・・・。」と、言ってくれる事を期待していた。
が、どうやら、レギュラーメンバーが担当してるイベントがほとんどだったが為にやりたくてもハードルが高かかったとか、で。

一回、幕を下ろして次に再開する時は、その辺のバランスも大事にしたいと思っている。

来年の秋口には再開を考えてるけど、お客様や芸人さんのリクエストがあればもう少し時期が早いかも。

vol.1
2007年2月12日金曜日
① 『カーペンターズ単独ライブ』 出演:さかなDVD
② 『ComeStyle.Net.』 出演:DJココア(ダウト・上野) ダウト ハレンチトースト さるつかい 蝉丸・中村
③ 王 単独ライブ 『toshio@ne.jp』 出演:王
④ 『トークBAR上方』 出演:蝉丸・徳原 ☆ciao☆・武田 王・小次郎 福田雄二 ネオシン・望月 ボンクラーズ 銀河鉄道 極悪連合・ウルフ

vol.2
2007年3月30日金曜日
① コメスタイル!
 → 『リベン者』 出演:R-13 さるつかい 寺岡直樹 ユウタ・ゴールデン ななまがり
 → 『ComeStayle.Net.』 出演:さるつかい ダウト ハレンチトースト
② 『かりんとーく』 出演:かりんとう
③ 『カーペンターズネタまつり』 出演:さかなDVD
④ 『トークBAR上方』 出演:蝉丸・徳原 王・小次郎 ボンクラーズ・山田 ダウト・松元 ネオシン・望月 ネオシン・野村 ★ciao★・武田 銀河鉄道・吉村 極悪連合・ウルフ ファーブル福田 天の声:銀河鉄道・徳永

vol.3
2007年4月20日金曜日
① 『リベン者』 出演:バンビ 谷昌憲 ゲスト:蝉丸 皇帝 司会:ダウト
② 『カーペンターズ単独ライブ』 出演:さかなDVD
③ 『ComeStayle.Net.』 出演:さるつかい・渡邊 ダウト 蝉丸・中村
④ 『トークBAR上方』 出演:蝉丸・徳原 王・小次郎 王・チャールズ ネオシン・望月 モロトゆーき ダウト・松元 銀河鉄道・吉村 銀河鉄道・徳永 ファーブル福田  天の声:キャバレーナイト・山本

vol.4
2007年5月6日日曜日
① 王単独ライブⅡ 『もう 春雄とは飲みたくない!』 出演:王 ぴっかり高木 
② 『大喜利』 出演:ひろし 村本 中尾 上野 福田 しげお 河中 ミホイチ ルチャダテリブレ
③ 『ゴーストバスターズ』 出演:男と女 キャバレーナイト バイク川崎バイク 和田・母
④ 『トークBAR上方』 出演:ダウト・松元 ファーブル福田 ネオシン・望月 銀河鉄道・吉村 銀河鉄道・徳永 ★ciao★・篠藤 王・小次郎 ボンクラーズ・山田 ボンクラーズ・中村 蝉丸・徳原 天の声:王・嚠

vol.5
2007年6月15日金曜日
① 『ComeStayle.Net.』 出演:さるつかい ダウト ハレンチトースト
② 『かりんとーく』 出演:かりんとう
③ 『リベン者』 出演:(リベン者)谷昌憲 松尾俊明 レインメーカー 魔界岩棲 (ゲスト)ダウト 村本大輔ーズ キャバレーナイト 蝉丸
④ 『トークBAR上方』 出演:蝉丸・徳原 王・小次郎 銀河鉄道・吉村 ボンクラーズ・むらっちょ ★ciao★・篠籐 ダウト・松元 蝉丸・中村 しらたき・鳥居 三浦マイルド キャバレーナイト・山本 天の声:ボンクラーズ・山田

vol.6
2007年7月20日金曜日
① 『LIVE!笑芸ポッドキャスターの乱』 出演:モスグリーン さるつかい ガ→デん かりんとう さかなDVD 地元猟友会
② 『ComeStayle.Net.』 出演:さるつかい ダウト ハレンチトースト
③ 王単独ライブⅢ 『適当全力男』 出演:王 向山和孝 熊澤くっきー
④ 『トークBAR上方』 出演:蝉丸・徳原 しらたき・鳥居 ボンクラーズ・山田 ボンクラーズ・中村 キッチン・佐橋 ダウト・松元 蝉丸・中村 銀河鉄道・徳永 ネオシン・望月 かりんとう・宮本 少年ギャング・堤 天の声:★ciao★・篠藤

vol.7
2007年8月31日金曜日
① 『かりんとーく』 出演:かりんとう
② 『ComeStayle.Net.』 出演:さるつかい ダウト ハレンチトースト
③ 『トークBAR上方』 出演:ぼんくらーず・むらっちょ ボンクラーズ・山田 おてもと・鈴木 少年ギャング・堤 少年ギャング・水上 銀河鉄道・吉村 銀河鉄道・徳永 キッチン・佐橋 極悪連合・ウルフ ダウト・松元 蝉丸・中村 蝉丸・徳原 天の声:キャバレーナイト・山本
④ 『ゴーストバスターズⅡ』 出演:男と女 キャバレーナイト バイク川崎バイク

vol.8
2007年9月21日金曜日
① 『リベン者+』 出演:ハレンチトースト(MC)、キューピッチセンター、蝉丸、RV藤本、寺岡直樹、ブレーブス、トーテム・ポールセンター、ネオシン
② 『ComeStayle.Net. 魁!ながいまる塾』 出演:松元和弘、福重春樹、渡辺瞬、桝本浩二、井上学、ながいまる
③ 王 単独ライブⅣ 『尼崎には魔物が凄んでいる!』 出演:王、熊沢くっきー
④ 『トークBAR上方』 出演:おてもと・鈴木、蝉丸・中村、王・小次郎、少年ギャング・堤、少年ギャング・水上、松本和弘、銀河鉄道・徳永、ネオシン・望月、パーティーズ・白木、蝉丸・徳原

vol.9
2007年10月19日金曜日
① 『ネタネタ日本』 出演:松元和弘(MC)、ボンクラーズ、さるつかい、谷昌憲、ガリガリガリクソン、マシンガンズ、さかなDVD
② 『かりんとーく』 出演:かりんとう
③ 『ComeStayle.Net. 魁!ながいまる塾』 出演:松元和弘、福重春樹、渡辺瞬、桝本浩二、井上学、ながいまる
④ 『トークBAR上方』 出演:不明

vol.10
2007年11月30日金曜日
① 『ComeStayle.Net. 魁!ながいまる塾』 出演:松元和弘、福重春樹、渡辺瞬、桝本浩二、井上学、ながいまる
② 『SaySwingShow~醒睡笑』 出演:マシンガンズ・向山『転失気』、白澤アンジ『桃太郎』、漫才ゲリラ・ぐみ『狸賽』
③ 王 単独ライブⅤ 『チャールズのクリスマスの予定は・・・?』 出演:王 熊澤くっきー
④ 『トークBAR上方』 出演:蝉丸・徳原、蝉丸・中村、ボンクラーズ・むらっちょ、ボンクラーズ・山田、松元和弘、王・小次郎、漫才ゲリラ・松本、銀河鉄道・吉村、パラフィンキック・羽場、フライフェチ・げんや、天の声:王・嚠

vol.11
2008年1月25日金曜日
① 『トークBAR上方』 出演:松元和弘、王・小次郎、パーティーズ・白木、パーティーズ・ジョージ、☆ciao☆・武田、すぴっぴ・福井、ジャングルパンダ・堀坂、ジャングルパンダ・廣田、蝉丸・中村、蝉丸・徳原 天の声:銀河鉄道・吉村
② 『ネタネタ日本』 出演:和牛、さるつかい、谷昌憲、Dandelion、さかなDVD、たいよう

  

  

③ 『かりんとーく』 出演:かりんとう



④ 『村本大輔 単独トークライブ 「村八分のピーターパン」』 出演:村本大輔

  

vol.12
2008年 2月22日金曜日
① 『トークBAR上方』 出演:蝉丸 徳原、ボンクラーズ 山田、ボンクラーズ むらっちょ、すぴっぴ 福井、王 小次郎、エナジーカリブ 松元、村本大輔、銀河鉄道 吉村、パーティーズ 白木、☆ciao☆ 武田



② 『ネタネタ日本』 出演:さかなDVD、ソン・ネジドリルン、たいよう、インスティンクト、谷昌憲

 

    

③ 『転脳児杯 ~予選①』 出演:村本大輔、ミルキーしげお、蝉丸・中村、ぴっかり高木、R藤本



④ 王 単独ライブⅥ  『笑劇!みんなで向こうよ、明後日の方向へ。』 出演:王、ガリガリガリクソン、蝉丸・中村



vol.13
2008年 4月25日金曜日
『トークBAR上方~今宵は2時間スペシャル』 出演:蝉丸・徳原、銀河鉄道・吉村、★ciao★・篠籐、★ciao★・武田、パーティーズ・白木、パーティーズ・ジョージ、モロトゆーき、たいよう・松本、エナジーカリブ・松元、すぴっぴ・福井、蝉丸・中村、門野、羽場、フライフェチ・源八、しらたき・鳥居、王・小次郎、ジャングルパンダ・廣田、ジャングルパンダ・堀坂、ファンタジスタ・藤本、ネオシン・望月、村本大輔、ベリーベリー・河中

vol.14
2008年 6月 6日金曜日
① 『闇ナベ』 出演:蝉丸、銀河鉄道
② 『西成ベイブルース♪~路上するから金をくれ!』 出演:ハレンチトースト・まなぶぅ、ミルキーしげお、ななまがり、白澤アンジ
③ 『サイヤ人ワッハ襲来!』 出演:ベジータ、ナッパ(ぴっかり高木とR藤本)
④ 王 単独ライブⅦ 『ベタに梅雨をぶっとばせ!とかでいいんじゃない?』 出演:王
⑤ 『村本大輔 独りトークライブ「僕のひきだし」』 出演:村本大輔

vol.15
2008年 8月29日金曜日
① 『ネタネタ日本』 出演:蟹次朗、インスティンクト、さるつかい、アヒルディーテ、村橋茎、デルマパンゲ、横野・谷村、Dandelion、オフクロワークス



   

    

② 『ハレンチトーストの破廉恥な時間』 出演:ハレンチトースト、ぴっかり高木




  

  
 
③ 『村本大輔 単独トークライブ』 出演:村本大輔、信濃たけお、ボンクラーズ・山田、ハレンチトースト・桝本



 

④ 王 単独ライブⅧ 『としおの夏休み』 出演:王



  

vol.16
2008年10月10日金曜日
① 『たいように集まりました』 出演:たいよう、ハレンチトースト、蝉丸、ハロー植田 他



 

② 『ウーマンラッシュアワー 30分漫才』 出演:ウーマンラッシュアワー



   

③ 『転脳児杯inカラフル!~予選』 出演:和牛・水田、谷町ブリキッド、ぴっかり高木、もりやすバンバンビガロ、女と男・和田、ハレンチトースト・桝本(司会進行)



   

④ 王 単独ライブⅨ 『としおは永遠に不滅です』 出演:王、青春の一撃、王子



 

    


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2008年11月22日

第三十三話 番外編 「放芸の王笑 物語」

放送芸術学院(=BAC) という放送業界の専門学校(主に裏方系が強い)を紹介して頂き、講師をすることになった、2006年。

「練習を何百回(必要だけど)するよりも一回の舞台で吸収できることの大きさ」を生徒に体感して貰おうと、する事を決意したのだ。
本来は「コメディスタジアム」や「C★マン」に挑戦しろ。っていう話ですけど。
そこは水曜日に授業が重なってしまってエントリー出来ない状況下だから、仕方はないんですけどね。
その前のBACの先輩は在学中に結構自らエントリーして出演していた。
「いもうと(グレイシー一族)」が筆頭になって「あばれざる」、「ナミHEY!」、「芥川小作家」等が続き、それ以降はなかなか・・・「さるつかい」、「地元猟友会」くらいで、あとは「村橋茎」くらいか。

放芸の王笑」を始めるにあたって、学内でイベントしても身内身内となってしまって、笑いにブレが出て生徒仲間だからウケるという枠から出る為にも学内にあるホールは使わずに外でイベントをしようと考えた。

命名はちなみに、さるつかい・福重。

後にチラシなんか作る時に「BAC LAUGH KING」と勝手に副題として英訳したのである。

やる以上は無料ライブでは甘えが出るので、ちょっとでもイイからお金を取ってやりましょう。と、生徒と相談し値段を設定。

少しでもプロ意識を持って舞台に上がってほしい。
客前でやるからには学生だからという事で許されない気持ちが、入場料金制である。

最初目論んでいた生徒以外のお客様の前で・・・というのが実行がなかなか難しく、チケットを売るのはどうしても声のかけやすい生徒同士になってしまう。

仲間同士だけでは慣れ合いになってしまうという危惧から、先輩芸人にゲストとして登場して貰って、刺激を受けて色々学んでもらおうと考えた。

とりあえず一回目のゲストにはBACの先輩という事で、花岡(さかなDVD)と森(キッチン)を中心に考えた結果、司会進行兼ゲストで、さかなDVD、キッチンにお願いした。

そして、2006年 8月21日金曜日 ワッハ上方7階★レッスンルームで産声を上げた。
観客動員数55名。

2回目は2006年11月26日日曜日、会場がなかなか取れなかったというのもあって、クレオ大阪中央4階 セミナーホールにて行った。
ゲストは王(キング)

この回の観客動員数、15名。

クレオ大阪ではお客さんを呼びにくいという生徒の声から、ワッハ上方へ戻るのだが、3回目2007年1月19日金曜日 観客動員16名。

言い訳もいい加減にしないといけない。

場所関係あらへんやん。

呼ぼうとしてないだけ。

学内のホールなら、勝手に生徒さんという観客が集まるという、これが生徒の甘えなのだろう。

無名なのだから、自身でお客様を集めるのも勉強のひとつで自身を知って貰うキッカケなのだからだ。

このイベントに関しては観客動員数は差ほど気にかけてもしかtがないのだけれども、ゲストとして参加して下さっている先輩芸人に申し訳立たないのだ。

ここを解って欲しい。

誰の為にノーギャラでゲスト出演協力して貰っているのか。っていう事を。

ゲストの名前でお客様が入るだろう。という甘えも捨てて欲しい。

でもね、2007年に入ってからそれまで15~17名の動員数から約35名前後。

もっと、いけるとは思うけど無名の学生芸人にしたら当初に比べたら頑張ってるんだと思う。

まだ学生では無かったBACに入る前に一般のお客さんとして観に来ていた、横野・谷村の谷村、これ、興味深い。

そして、BACに入って、スグMCを希望してきたのもヤル気十分感じる。

そこは失敗してもイイじゃない。

思い切ってやれ。

そして、結果を肌で吸収したらイイ。

こんなんはいくら教えられても解らない部分だからだ。

この初心の気持ちが薄れていかないように頑張ろう。

1回目ゲスト さかなDVD、キッチン
2回目ゲスト 王
3回目ゲスト かりんとう
4回目ゲスト ダウト
5回目ゲスト ナシ
6回目ゲスト パラフィンキック
7回目ゲスト ボンクラーズ
8回目ゲスト ハレンチトースト

そして、12月7日日曜日9回目を迎える。
9回目ゲスト 女と男(予定)、斎藤紳士(予定)


是非、観に来てやってください。

近い未来、今、スグとは言わない、大きくバケる子も出てくるかもよ。

~つづく
  


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2008年11月15日

第三十二話 番外編 「寄席×寄席 物語」

寄席×寄席 が、第一回目 2007年4月26日木曜日 大阪芸術大学 新クラブハウス大ホール にてスタート。

桐の雄加留斗(中山市朗) 『開口一番』
東家四六歩(ななまがり 初瀬) 『動物園』
桐のはてな 『平林』
芸大亭紅淡 『手水廻し』
田舎家精 『さくらんぼ』
桐のよぎり 『所帯念仏』
桐のぎりぎり 『天狗裁き』

ミルクボーイ 漫才

1回目の公演は、仕事の関係で京都に行ってたので参加できなかったんですけど、未だにそのVTRを観る事が出来てない。
その時のV、一体、誰が持っているのでしょうか?

そして、ワッハ上方へ場所を移す。

生演奏は流石に持ち込めないのでMDにはなったが・・・。

マシンガンズ・向山が両口家是清として第2回目から参戦。
漫才ゲリラ・ぐみ(現・ボンゴレ)が、第3回目に参戦した。

ま、なんにせよ「ななまがり・森下」の「犬の目」が強烈印象だった。

最終的に色々な問題と時間的な事もあって「へたなら寄席」だけでカバーできると判断の基、このイベントは3回で撤退することになった。

現在も定期的に「へたなら寄席」は続いている。

はい、明日、11月16日日曜日「へたなら寄席」開場18:30/開演19:00より、ワッハ上方4階★上方亭(小演芸場)にて開催です。

~つづく
  


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2008年11月08日

第三十一話 番外編 「へたなら寄席 物語」

これも作家塾に通っていた時の話で、「魁塾」と同じく「作劇塾」という漫画家や小説家を養成する塾が同所であり、そこの塾長が、怪談「新耳袋」の著作や怪談イベントで有名な中山市朗という人物。

確か・・・怪談イベント「怪談夜話」というのが当時あって、その打ち上げかなんかで、そこで中山先生直々に「ながいまるぅぅ~落語やろぉ~。」と、袖を引っ張られた。

そう、中山先生は落語を通じて色々習得してきたそうだ。

台本の構成から話術、目線、動作、演出、イキ、間 等など全て落語に通じる。

いや・・・落語は勉強になるのは承知ですけど、実際に舞台でやるのはハードル高過ぎますわぁ~。

そう、アマチュアがそんな簡単に落語をノリで覚えて舞台にかける。だなんて・・・。

酒の席でのノリで誘ってはるんや。と、いう事もあってお断りをした。

そして、また半年後位の時の飲み会にて、「ながいまるぅぅ~落語やろぉ~。」

あ・・・本気やん。断れない。

やりましょう。
やるなら徹底的にやりましょう。

やるならいつにしましょ。正月がイイですね。この日、「笑撃!ベタ×2ピカソ(仮)」でワッハ上方とってますから、差し替えますね。

落語の練習ですよ。

興味本位で寄席に数度しか足を運んだことの無い人間にとって、この上ハードルの高い芸能ないですよ。

出来るだけの練習は取り敢えずしないと・・・演目、何するの?

「時うどん」観たいです。

そのリクエストで決めた。

そこから始めるのが、一番妥当なのかもしれない。

いやいや・・・DVDから一時停止を繰り返して台本に起こす・・・半日かかったよ。

大変だぁ~。

ただ単にコピーするのは嫌だったんで、何かしらの演出というか、まぁ、オーバーに演じるというか・・・何かしらの工夫をしつつ、いざ、第一回目の へたなら寄席 が、幕を開けた。
 
2006年 1月27日金曜日 晴

桐のはてな  『平林』
桐のぐだぐだ 『犬の目』
桐のかなた  『青菜』
桐のうさん   『京の茶漬』
桐のうだん(ながいまる)   『時うどん』
桐のええとこ  『京阪神日常事変』
桐の雄加留斗(中山市朗) 『天狗さし』

さるつかい   『漫才』

もう、難しくて下手過ぎて恥ずかしい。

この演目はもう二度としないでしょうね。

食べる仕草の出てくる噺って、難しいんですよ。

習得するには何年もかかるでしょうね。きっと。

そして、まぁ、落語を演じるのは楽しくて、第2回、第3回と回を半年ごとの公演で回数を重ねていくのである。

いうてる間に大阪芸術大学・落語研究会とコラボするという話が出てくる。

ななまがり が、その部に属していたのがキッカケ。

ある日、ななまがりたち大阪芸大の子たちとコラボ寄席の打合せをして「寄席×寄席」と名付けた。

実は、中山先生も芸大出身だったので、乗り気でモチベーションも高く始まった。

なにせ、出囃子の太鼓や三味線がMDなどの機材でなく生演奏というのも魅力だったからだ。

~つづく
  


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2008年11月01日

第三十話 番外編 「ミナミの磁場 物語」

作家の塾(かわら長介「魁塾」)の同期生とまぁ、芝居テイストのコントライブが出来ないか・・・と、いう事で、スタートしたのが「ミナミの磁場」。

当時のブログや画像も残っているので、懐かしい。

2005年7月22日金曜日に第一回目が開催されたわけでして。



その作家塾の虎龍さんと梅田で打合せて、後日電話でタイトルを決めたのを覚えている。

「笑いの磁場はここにある。」

イベントの構成ばかりではなくちゃんと創られた舞台をしないといけない時期で、まぁ、その作家塾の卒業公演の演目に選ばれなかったというストレスもちょっとアリ、やはりここは経験するのとしないのでは大きい。

作家仲間の有志を集めるのだが、なかなかで、結局、一期下の作家仲間で構成することになった。

☆ 出演者 ☆ 
片山ゆうすけ 実家喫茶(ヒカリゴケ)
国沢一誠 実家喫茶(ヒカリゴケ) 
舘野忠臣 野球家族
西川絢子 レギンス 
根本卓也 野球家族 
花岡翔 あばれざる(現・さかなDVD) 
松崎智文 街の帽子屋さん(現・帽子屋お松) 
三木惇史 あばれざる 
山本晶子 レギンス 
徳原秀俊 (現・蝉丸)

☆ 作・構成・演出 ☆ 
虎龍 「佐川の父」
加古憲元 「誕生」
金澤卓也 「陪審評議」
両角 「うちの子は」
永井丸 「察して。」

オープニング映像を創るということで、作劇塾の映像科の知り合いの秋山さんに依頼することになった。(キタイ花んなんかで一緒やったんやね。)
(現在は東京に在住で連絡取ってませんけど。)
このオープニングがエラカッコイイ仕上がりで。

その素材の画像が欲しいという事で、打合せと顔合わせ、台本本読みという運びの中でその作家と出演者一同が暑い日差しの中、私の家に集合することに。

その日の昼食の時間、みんな外へ食べに行った最中、お金ないですねん。と、残った芸人さんとラーメンを作ってすすった記憶もある。

そう、ヒカリゴケ。
当時、インディーズの舞台では「実家喫茶」として活動していた。

私がその時書いた台本「察して。」の先輩役にどうしてもヒカリゴケ・片山がイメージ上でのハマり役でお願いしたのだ。

そして、主役には、あばれざる・花岡(現・さかなDVD)がビンゴで、ヒロイン役にレギンス・西川を。

今、考えると、エライ豪華なメンツ。

どんな話やったけかな?

まぁ、簡単に言うとタイトル通りですわ。

人間の気持ちを察して行動しろ。空気読め。みたいな感じのテーマで、コントというよりお芝居ですね。
芝居で前半、中盤、引っ張っていって最後にひっくり返す位の感じ。
(一番下記にて台本まるまるコピペしてmすので興味ある人はどうぞ。)

とにかく小道具が「布団だったりちゃぶ台だったりで大荷物で、タクシーで移動しざるを得んかったけ。

さて、当日がやってくるんですが、近くに小学校があるのでそこでリハーサル。

全体リハが完全でないので大変。

本番はワッハ上方レッスンルーム。

映像を使うには不向きな場所で映写機が客席の中央の大半を埋めてしまって、しかもゴォォォ~ッ!って音がする。

この場所での公演は失敗だったね。

撮影したビデオVTRは引きで撮ってあって、表情も何も解らないから、どうしようもなかったけど、公演が終えた数日後に出演者全員にお礼に無償で配ったっけ。

で、2回目は場所を大阪青少年会館 プラネットホール1階 パブリックスペースに移しての公演。

2006年3月31日金曜日

☆ 出演者 ☆ 
川崎史貴 バイク川崎バイク 
熊澤くっきー
島谷洋平 (現・街裏ぴんく)
館野忠臣 野球家族 
徳永雄一 銀河鉄道 
花岡翔 さかなDVD 
平田裕二郎 裏ブラウン 
望月亮太 ネオシン 
吉村祥平 銀河鉄道 

☆ 作・構成・演出 ☆ 
「携帯電話預かり屋」 山下貴
「カサ」 荒木みゆき
「観察日記」 森下智哉
「森実さんはオカリナを吹く」 清家太一郎
「お相撲」 森下智哉
「今はとっても~だったから」 清家太一郎
「ちりとてちん」 ながいまる

ちりとてちん という上方落語の前座噺を現代風芝居へのアレンジした。

で、銀河鉄道・徳永、熊沢くっきー、バイク川崎バイクにお願いして演じて貰った。

当時、落語をちょっとかじりつつある頃で落語の演目を芝居にしてみたいと試みたのだ。

でも、結果、やっぱり落語は聞いて想像してイメージをふくらまして楽しむ芸なんだな。と、立体化すべきではないんだと、改めて思うのである。

とりあえず大変だったけど、充実していたイベントだった。

また、このようなイベントはしたい。

得るものが大きく多すぎるから。

~つづく


こいつは恥ずかしい。当時の台本だ。



「察して。」
  主役の青年:山本太一
  主役の彼女:川中洋子
  先輩:村西健一

作:永井丸

L 明転。
舞台中央 → 山本太一の部屋。
山本太一 → 就寝間近。
山本太一 高校2年生 一人暮らし。Tシャツ・短パン。

歯を磨き、布団を引いたりと、寝支度をしている。
欠伸をして蛍光灯のヒモを引っ張るジェスチャー。

SE 蛍光灯のヒモを引っ張る音。
   ♪ パチッ。
L 暗転。
SE 電話音。( → 着メロ。)

太一 「・・・はい・・・あ、洋子か・・・。」

影マイクで洋子の声。

川中洋子 高校2年生 太一の彼女でクラスメート。

洋子 「私の事、好き?」
太一 「・・・はい?」
洋子 「ねぇ?」
太一 「・・・ん?なに?いきなりどうしたん?」
洋子 「今から行ってイイ?」
太一 「今から?」
洋子 「11時位に着くから。」

SE ♪ ツーツーツー・・・・。

太一 「え?ちょっと!・・・あ・・・・。」

SE 蛍光灯のヒモを引っ張る音。
   ♪ パチッ。
L 明転。

太一 → だるそうに欠伸をする。掛け時計を見ながら。

太一 「何?・・・10時半・・・。あと、30分・・・。ねむ・・・。」
SE チャイム
   ♪ ピンポーン!
太一 「早っ!」

太一 → 上手・玄関に移動。

太一 「はい。」

SE 扉を開ける音。
   ♪ ガチャッ!

太一 「早かったね。」
村西 「おう!・・・邪魔すんで。」
村西 → 靴を脱いで、部屋に上がろうとする。

太一 → 阻止をする。

太一 「ちょ・・・ちょちょちょっと、待ってください。」
    「どうしたんですか?先輩?こんな時間に。」
村西 「なんか来て困る事でもあるんか?」
    「・・・あ!女か!」
太一 「あ!はい!あ・・・いや・・・んな訳無いじゃないですか~!嫌だなぁ~先輩。」
村西 「そうだよな。我がサッカー部は、女にウツツ抜かしている場合では無いからな。女にウツツ抜かしてる奴はダメだ!もし、我がサッカー部にそんな奴がおったら、俺が許さん!ドツく!」(強く。)

    「俺より先に彼女を作るなんて羨ましい。」(ボソッ。と。)
太一 「はい?」
村西 「はぁぁぁ~あ。」(溜息。)

村西 → 部屋に上がり部屋中を検索。(下手に行って見渡したりする。)
太一 → 先輩の後をついて回る。
村西 → 布団をたたんで、テーブルを出して座る。

太一 「あの~。今日は帰ってもらえません?」
村西 「先輩に逆らってはいけません!」(強く。)
太一 「は、はぁ・・・も~、一体、何なんですか?」
村西 「実はな、用事があって来たんや。」
太一 「何ですか?用事って。」
村西 「部屋、結構、片付いてんねんな。」
太一 「何ですか?用事って。」(さっきより強く。)
村西 「もう、7月も終わりやな。22日やで。早いな。」
太一 「何ですか?用事って。」(更に強く。)
村西 「言うてる間に23日なるで。」
太一 「先輩!用事って何なんですか?」(強く。)
村西 「急がすなぁ。いや、まぁ、サッカー部にも新しい1年生が入ってきてもう半年になる訳やけど、どう?」
太一 「・・・どう?って言われても・・・・。まだ、良く解からないですけどね。」
    「そんな話でしたら、明日、部活の時に聞きますから。」
村西 「後輩とか、先輩のお前の言う事ちゃんと聞いてるか?
    うちのサッカー部、先輩の言う事は絶対や!って言う事をちゃんと教えといてやらんと、アカンぞ。」
太一 「は、はぁ・・。」
村西 「その代わり、先輩になったら責任感も必要になってくるからな。それに常に周りを見て注意して行動せなアカン。」
太一 「はぁ、・・・確かにそうですけどね。」
村西 「それが、今のお前に出来てるか!って言う話や!」
太一 「もう、そんな話でしたら明日、聞きますから。」
村西 「周りの人間が何を考え、何を思っているのか相手の気持ちを察して行動せなな。」
太一 「はい!解かりました!・・・・でわ・・・。」
村西 「俺は、今、お前が何を考えてるか、どう思っているか解かるぞ!」
太一 「ホナ、帰れや。」

太一 → ボソッ。っと、呟く。

村西 「ん?」
太一 「いや、何でも・・・。」
村西 「逆に、俺が何を考えてるか解かるか?」
太一 「あ・・・ちょっと・・・。」
村西 「そうやろ。解からんやろ。
    相手を解かろうとせぇへんから解からんねん。解かるな?」
太一 「解かるか!」

太一 → ボソッ。っと、呟く。

太一 「あ!先輩!もう10時45分ですよ。」
村西 「おぉ。そうか。今日も、もうスグ終ろうとしている訳だ。・・・こんな時間に悪かったな。」
太一 「いえ。・・・お疲れ様です。」
村西 「今、TV何やってる?」

村西 → TVを付ける。

太一 「帰れへんのかい!」

太一 → ボソッ。っと、呟く。

SE リモコンの音。
   ♪ ピッ。

村西 「おい!」
太一 「・・・。」
村西 「おい!って!」
太一 「はい?」
村西 「・・・解かるやろ?」
太一 「何がやねん?」

太一 → ボソッ。っと、呟く。

村西 「TV欄や!TV欄!察しろや!人の気持ちを!」
太一 「・・・はぁ。すいません。」
    「でも、ボク新聞とって無いんですよ。」
村西 「はぁ?無いの?7月22日付けの新聞?・・・とっとけや!俺、見るのに!」
太一 「なんで、アンタの為に新聞をとらなアカンねん!」

太一 → ボソッ。っと、呟く。

村西 「もっと、人の気持ちとか察した方がエえな。」
    「それに、普通、お客さんが来たら、出て来るもんとかあるやろ。」
太一 「え?は、はい。す、すいません。・・・麦茶でイイっすか?」
村西 「あぁ。」
太一 「チッ!」

太一 → 舌打ちをしながら、下手・台所に移動。

村西 「大体な、それがお前のアカンところやぞ。」
    「もっと、周りを意識しとかんと。その辺が試合中のプレイにも出てるねんぞ。」
太一 「チッ!何やねん?関係あらへんやんけ!」

太一 → ボソッ。っと、呟きながら、麦茶を注ぐ。

村西 「おい。灰皿どこや?」
太一 「わぁ!」

村西 → 太一の背後に立っている。

太一 「無いですよ。ボク、煙草吸いませんもん。」
村西 「ほんま、気の利かんやっちゃなぁ。」
    「ホナ、この湯飲みを借りるで。」

村西 → 湯飲みを灰皿代わりに代用しようとする。

太一 「やめて下さいよ!」

太一 → 湯飲みを取り上げる。

村西 「なんやと?」
太一 「この湯飲みは、じいちゃんの形見なんですから。」
村西 「ほんま、自分、解かってないわ。さっきから言うてるやろ。周りの人間が今、何を考え思っているか察して行動せぇ!って!」

太一 「でも、この湯飲みだけは駄目なんですよ。」
    「ボクが小学生の頃、学校で作って入院していたじいちゃんにプレゼントした湯飲みなんですから。」
    「・・・ま、プレゼントする直前に亡くなりましたケドね。」
村西 「プレゼントかぁ!へぇ~。」
太一 「とにかく、じいちゃんの形見で大切な湯飲みなんです。」
村西 「プレゼント!成程な。プレゼントな。」
太一 「そうなんですよ。」
村西 「でもな、周りの気持ちを考えて行動していたら普通、この場面では
   「灰皿が無いのでこの湯飲みを代わりに使って下さい。」になるやろ。」
太一 「なるか!」

太一 → ボソッ。っと、呟く。

太一 「煙草吸うんやったら帰って下さいよ。」
村西 「ホナ、吸いません。ボク、禁煙中ですねん。」

村西 → 舞台中央に戻る。

太一 「はい、麦茶です。先輩。」
村西 「お前、ほんま解かって無いなぁ。泡の出る方の麦に決まってるやろ。」
太一 「え?ビールですか?無いですよ。そんなもん。」
村西 「一緒に乾杯しようやないか!今日という日を。」
太一 「でも、ボクはお酒、駄目ですから。」
村西 「何や?今日、お前、車か?」
太一 「・・・・。」
村西 「冗談や。冗談。(笑)・・・でも、無い物は仕方がないな。」
太一 「・・・ですよね。じゃあ、そういう事で・・・。」
村西 「俺は今、お前が何を考えているか解かるぞ。」
太一 「ほんまですか?・・・もう11時ですもんねぇ。お疲れ様です。」
村西 「自販機もう使えんから、コンビニな。」
太一 「は?」
村西 「解かってるがな。お前が言いたい事くらい。」
    「ちゃんと、留守番してるがな。」
太一 「違うがな!帰れや!」

太一 → ボソッ。っと、呟く。

村西 「今日という日はもう二度とやって来ない!7月22日という日は永遠なり!乾杯!」
太一 「何を言うてるねん!」

太一 → ボソッ。っと、呟く。

村西 「あ~!ケーキも食べたい!」(叫ぶ。)
太一 「ケーキとビール会わんやろ。」

太一 → ボソッ。っと、呟く。

村西 「何をしてるねん!早く行って来いや!喉渇いとんねん!こっちは!」
太一 「麦茶あるやんけ!」

太一 → ボソッ。っと、呟く。

村西 「先輩命令や!」
太一 「あ~!もう・・・・。解かりました。買ってきますよ!」

太一 → 上手にハケる。
L 暗転。~FO.

SE 電話音。( → 着メロ。)
影マイクで太一・洋子の声。

太一 「あ・・・もしもし・・・今日はちょっと・・・アカンわ。」
洋子 「どういう事よ?」
太一 「いや、ちょっと・・・な。」

SE ♪ ツーツーツー・・・・。

太一 「え?ちょっと!あ・・・・切れた。」
    「・・・怒らしたかな・・・。ま、明日、謝ったら大丈夫やろ。」

L 明転。~FI.

部屋がさっきより散らかっている。
テーブルの前に村西と洋子。何か話している様子。

L 完全に明転。

太一 → 上手より戻って来る。買い物袋を持っている。
SE 扉を開ける音。
   ♪ ガチャッ!

太一が帰って来たと同時に、
村西、洋子に迫る。
洋子、村西を嫌がる。

太一 「洋子!」
村西 「おぉ!早かったな。それにしても気が利くやん。解かってるやん。デリヘルを頼むなんて。」
太一 「女にうつつ抜かしてるのん、お前やん!」

太一 → ボソッ。っと、呟く。

村西 「でも、こいつアレやな。サービスも顔もイマイチやな。」
洋子 「太一くん。」

洋子 → 太一の傍に駆け寄る。

村西 「おい、チェンジ言うてくれ。」
洋子 「ちょっと、この人、何なのよ?」
太一 「ゴメン・・・いきなり来ちゃってさぁ・・・。クラブの先輩。」
村西 「何をごちゃごちゃ言うとんねん?」
太一 「あ、は、はい!すいません。・・・ビールです。」
洋子 「ちょっと、帰ってもらってよ!」
太一 「でもな、先輩やし。」
洋子 「ここアンタの家でしょ!」
太一 「ま、まぁ。」
洋子 「それに、あの人、私の胸を触ったのよ。」
太一 「え?」
洋子 「お尻も。」
太一 「でも・・・。」
洋子 「怒らないの?チューもされそうになったのよ!チューよ!チュー!」
    「何とか言ってよ!アイツに!」
太一 「あ・・・・。」

村西 → 寝ながら湯飲みを灰皿代わりに煙草を吸いながらTVを観ている。
太一 → キレる。

太一 「われぇ!こらぁ!」
村西 「ん?」
洋子 「・・・太一くん。」
太一 「この湯飲みは大事なモンや!言うたんとちゃうんけ!」
洋子 「そっちかよ!」

洋子 → ボソッ。っと、呟く。
太一 → 村西を殴る&蹴る。

太一 「われぇ!何を灰皿代わりにしてくれてるねん!」
    「灰になったじいちゃんとかけてます!ってか?・・・上手い!上手ないわ!
    この世で一番大切なモノを・・・。」
村西 「すまん。すまん。落ち着け。落ち着けて。」

洋子 → 段々と怖い形相になっていく。

洋子 「・・・われぇ!こらぁ!太一!私と違うんかい!この世で一番大切なんは!」

洋子 → 太一をドツく。ビール瓶でドツく。
太一 → 洋子の攻撃を何発目からは、かわしながら。

太一 「だって、こっちは湯飲みやぞ。」
洋子 「じゃあ、私は、湯飲み以下か!・・・・もう、頭にきた!」

洋子・太一 → 喧嘩を始める。(一方的に洋子が攻撃している。)

洋子 「大体ね、なんで私がこんな時間にあなたに会いに来たのか解かってるの?」
太一 「そうや!なんで、こんな時間に来るねん!明日、会えるやないか!」
洋子 「今日で無くちゃ、意味が無いのよ!」
太一 「訳がわからんわ!」
洋子 「本来なら、今日一日中、一緒に居たかったのに・・・連絡もよこさないし、どういう事よ!」
太一 「だから、別に今日や無くてもエエやないか!」
洋子 「今日じゃ無かったら意味が無いのよ!」
村西 「まぁまぁ、おふたりさん、喧嘩は良くない。」

村西 → 喧嘩を止める。

太一 「そもそもの原因はアンタのせいやないか!」

村西 → 太一を殴る。

太一 「何をするんですか!」
村西 「お前が悪いねん!」
太一 「何でなんですか?」

洋子 → 村西に近づいていく。

洋子 「村西さん、ごめんなんさいね。無理な事頼んじゃって。」
太一 「え?なに?」
村西 「こいつ、アカンわ。」
太一 「え・・・?どういう事?」
村西 「もうすぐ7月22日が過ぎ去ろうとしてるなぁ!ケーキかぁ!プレゼントかぁ!」
    「まだ、わからん?」
太一 「・・・まったく。」
村西 「アカンわ、こいつ、彼女の誕生日、忘れてる。」
洋子 「無理なことお願いしてごめんなさいね。」
太一 「・・・え?グル?」

      洋子 → 太一にまくし立てる。

洋子 「・・・そうさ!グルさ!私が村西さんにお願いしたのさ!中学の時の先輩なのさ!」

太一 → 謝る。
洋子 → まくしたてる声は段々とヒートアップしていく。

洋子 「私より、そんなに湯飲みの方が大事か!」×5回。
洋子 「私の胸が他の人に触れられても平気なんか!」×5回。
村西 「もう、あなたとは終わりよ!」
    「今日は私の誕生日だったのに・・・もの凄く楽しみにしていたのに・・・。」
    「あなた、私にぜんぜん興味が無いみたいじゃない!もうイイわ。別れましょ!あなたなんか大嫌い!」
   
村西 「・・・・代わりに言うたったで。」
洋子 「・・・察してるねぇ~。」



追加(変更)台本

村西 「なんや!その口のきき方は!」
太一 「だって、そうやないか!」

村西 → 太一を殴る。

太一 「何をするんですか?」
村西 「お前が悪いねん!」
太一 「ボク何も悪い事してませんやん。」
村西 「人の気持ちを考えて行動しろ!って今日、何回も教えたやろ。」
    「それが出来て無かったお前に原因があるねん!」
太一 「考えてますやん!解かって無いのはそっちじゃ無いですか!さっきから!」
村西 「まだ、解からんか?
    ・・・7月22日。・・・あと一時間。・・・プレゼント。・・・ケーキ。
    ・・・今日という日に乾杯。・・・今日、一日中、一緒に居たかったのに。
    ・・・今日じゃ無かったら意味が無い。」
太一 「・・・はぁ?」
村西 「まだ、解からんか?」
洋子 「・・・。」

村西 → 洋子に近付く。

村西 「・・・こいつ、アカンわ。別れ。」
洋子 「やっぱり、そう思う?・・・。」
村西 「自分の事、大切に思ってないわ。」
    「自分の彼女の誕生日、忘れてる。」
洋子 「無理な事、頼んじゃってゴメンなさいね。」
太一 「・・・え?グル?」

L 暗転。

  


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2008年10月25日

第二十九話 番外編 「C★マン 物語」

第二十三話(9/13)で先述してるので、改めて書く必要性はほとんどないんですけど。

このイベントは「コメディスタジアム」の救済的な感じで、無料ライブでとても緩く感じてる人も多いかと思いますが、芸人さんにとっては重いイベントかも解りません。

元々、1分組で降格してエントリーになった者が対象で、1分ではなかなか力が発揮できないタイプもいてるのでそれより長い時間で結果を見してください。と。

結果が出るとコメディスタジアムで2分組に昇格できる。

逆に1分でもダメ、2分でもダメ、となると、残念なんがら、もぅ、どうしようもない。

でも、これを利用して上がって行った方も数知れず。

だから、この「C★マン」を疎かにはできない。

大事にしていこうと思っている。

コメディスタジアム」のポジションとの差をつけるために公演ペースも空け、入場料金も無料としている。

本来は無料にする事に抵抗あったが、そうなると「コメディスタジアム」の入場料金を上げてバランスを保ってしないとならないのだが、現在は据え置きである。

で、毎月やらないことに決めた。

コメディスタジアム」に出れなくても「C★マン」に出れるから、まぁ、イイや。と、思われたくないからで競争心をもっと持って欲しいからという考えがある。

だが、最近コメディスタジアムの新規希望が多々で、このまま居なくなるのが勿体ない1分組から落ちたリベンジエントリー組が多いのも事実で。

ここを何とかしたいと。

2009年より「C★マン」を半年ペースから2ヶ月ペースに決定した。
(もしかしたらコメディスタジアムとの2分組との枠数とのバランスがとれないので毎月するかもしれません。)

無料ライブから前売り¥100/当日¥100にする事にした。

これまで据え置きだったコメディスタジアムの入場料金も必然的に前売り¥200/当日¥300 となる。

早く、這い上がってコメディスタジアムのレギュラー組クラスの芸人さんをシッチャカメッチャカにしてくれる芸人さんが出てくるのを楽しみにやっていこうと思います。

そして、何も結果が変わらないようでしたら、「C★マン」自体も2009年で幕を下ろすと思います。

~つづく
  


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2008年10月18日

第二十八話 番外編 「笑撃!ベタ×2ピカソ(仮) 物語」

これからは、これまでにタッチしてきたイベントについて振り返ってみようと。

まず「コメディスタジアム」以外での最初に立ち上げたイベントは、散々先述してきた通りの「笑撃!ベタ×2ピカソ(仮)」な訳で。

第十五話「笑撃!ベタ×2ピカソ(仮)」(7/19)第二十五話「笑撃!ベタ×2ピカソ(仮)②」(9/27)参照。

第十五話も第二十五話も「BETAPICA」公演間近の日に関連記事を書き綴っているというあざとさも要チエック。

笑撃!ベタ×2ピカソ(仮)
2002年12月16日月曜日~2006年12月17日日曜日(全45公演)
BETAPICA
2008年1月12日土曜日~(現在全5公演)

・・・今、気付いたけど、トータル的に考えたら9月27日土曜日の公演で全50回目だったのね。(ま、いぃ~や。これはスルーするという事で。)

イベントを創るにあたって、性分、手を抜くのが嫌でこのイベントは無料だから・・・とか、観客動員がどうだとか、立地がどうだとか、関係ない。

時間がある、ない、にしても間に合わないから出来ない。という言い訳がが嫌なので、スケジュールと逆算して結構早めに創って段取りするようにしている。

だから、計算外の物理的な理由での創り直しとなるとスケジュールの時間上、かなりキツクなる。

創って、お客様に披露する以上、どのイベントも出来る限りのできる範囲で創るようには意識している。

実際、よしもとのイベントよりもインディーズで手掛けているイベントの方がシンドかったりする時もある。

現在「BETAPICA」が一番手の掛かるイベントだ。

その分、このイベントは可愛い。

いや、語弊の無いように言っておくが「コメディスタジアム」も「C★マン」も「カラフル!」その他もろもろも出来る範囲で手をかけている分、全て我が子の様な存在で、愛おしい。

ただ、この「BETAPICA」だけは、出来る範囲の事を表現しようとする分、力が入る。

と、いうのも2008年、全6回限定公演だから、やれるんやったらやれるだけやろうと。

(結局、来年も続投するんですけど。)

シュミレーションをして台本に起こしてキッチリ観せよう。

打合せを芸人さんからアイディアを募ることでの全員での参加意識を高める。

こちらからコーナーアイディアを提示して行っても良いのだが、やらされていう感が出てしまうと思うと、ならば芸人さん発信の方が、打ち込みやすい。

無茶なアイディアも出る。

多数のアイディアを多数決で決めていく訳だが、この間のロケ企画のドッキリは流石に撮影は無理やろぉ~。と。

決まった以上、どうやって撮影していくか。

なんとかなったけど。

そこまでせんでもエエやろぉ~的のもう一つにそのドッキリのフリの企画として「BETAPICA Net.TV」を創ることに。

前々から舞台で流せなかったお蔵入りのロケVTRを何とか多くの方に見てもらいたい。という事で話には出ていたので、なら、思いきってやっちゃいましょう。と。

そう、ドッキリ企画をしなかったら、ネットで動画を流すなんて事はしたとしても更に先の出来事だったのだ。

ま。キッカケの一つですな。

やらなんやらで、一番、手を込んでいる分可愛い存在なのです。

だから、舞台の本番中に邪魔されたりするのはイライラとしてしまうのも致し方が無い。

愛着のある中に「べたぴかくん」という存在がある。

時間とお金を要して制作した訳であるが、最近、当初に比べて観客の反応が鈍くなり、また、彼自身もふにゃふにゃになってきて、扱いが難しくなってきている。

「もう、べたぴかくんはイイでしょう。」と、いう意見もあるが、いやいや、どっちかって言うと反応が鈍くなってきたから切り捨てるんじゃなくて、彼をどう料理しようかっていう方向に目を向けようと思う。

OPで登場する彼にすべてお任せの状態にしているから、ちょっとかんでいこいうかな。と、考えている。

どのイベントも初回を頑張る人は多い。

2回目、3回目と回数を重ねるごとに1回目のときのモチベーションを保てなくなってくるケースが多い。

それが嫌なのだ。

回数は関係ない。

1回目も2回目も何回目であっても。

このイベントは出演メンバーに助けられている。

有難いんです。

非常に。

だから最初に参加した時のモチベーションが下がってるような感じだったら、他の人の邪魔になるので、もぃイイんじゃないか?と、思う。

そこで11月22日土曜日の公演で、最初の全6回公演を終える訳で、続ける以上メンバーの意識を確認して2009年に再出発を図ろうと思うのです。

無論、出演して下さっている一組一組、それぞれに愛着はありますよ。
(中にはまだ、入って来て間もなくコミュニケーションが完全に取り切れてない人もいてるので、絶対的にとは言い難いのも事実ですけど。)

愛着とモチベーションが保てるから、多少時間とお金を犠牲にしてでも頑張れるんです。

創り意気ごみが出てくるんです。

それが無くなると、終わりしないといけなくなるんです。

演者のモチベーションを上げるように努めるのも仕事なんでしょ?

そうなんですよね。

映像なり、舞台の仕掛けなり、色々頑張ってるんですけどね。

参加していく上でその先に何が待ってるのでしょう?

そこ!

そこなんですけど、実際、吉本倶楽部の仕事でも使えるか使えないかはコメディスタジアムよりネタ時間が長い分、コーナーもある分、明確に解って斡旋はしてるつもりなんですけど、BETAPICAメンバー全体としてはなかなか他のアプローチも考えていかないといけないのかも解りません。

自問自答しつつ・・・

これからも頑張って、おもろ楽しいものを創っていきたいと思いますので、皆さん、一度、観に来てやって下さい。

~ つづく
  


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2008年10月11日

第二十七話 ハッピーエンドレス

さて、先週二十六話までの記述が、4月の頭に暇を見つけてグワァ~ッ・・・と、書いたモノである。

ちょいちょい直してたり追加してたりしてますけどね。

実は半年前に書いた物語は先週の記事で終了なんです。

次週からこれまでにタッチしていたイベントを振り返ってみようと思う訳で。

当初、ま、ほとんど誰にも読まれる事はないだろう。と、結構、裏話?も入れながら、その時の気持ちも入れながら書き綴っていたものだ。

で、見ている人が多いのを知るのが最近で、このまま終えるのも・・・と、ちょっと書き足していこうと、そう思ったわけである。

あれから半年が過ぎ、ある種人気コンビの解散や新たなコンビの登場、出世、東京進出、紆余曲折などなどあり、コメディスタジアムは勿論のこと、芸人さん自身にも様々なストーリーが進行していった。

改編があったとはいえ、baseよしもと に所属できる出身芸人も増えた。

半年前までその何割かコメディスタジアムに出演していたのだ。

出世となるキップを手に入れる子が増えたのだ。そして、コメディスタジアムではそのキップを手に入れようと頑張っている。
誰にだって、力をつければチャンスがある。

才能があっても努力をしないと持ち腐れで、才能なければ更に必要で。

それぞれがそれぞれの物語を書き綴っていく、閉じればもうそこで終わりな訳で。

続けなければならない。

筆を置くのも勇気がいるし、書き進めるのも勇気がいる。

物語を進めるのも、書き終えるのもその書き手なのだ。

そして、それぞれがハッピーエンド、いやハッピーエンドレスに向かうべき物語を。


~ つづく
  


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2008年10月04日

第二十六話 カラフル!

前述したようにワッハ上方で毎年8月に行われる「上方てんこもりライブ」がヒントとなっているのは述べた通りであり、インディーズ(勉強会イベント)における利用方法、今のスキルアップをどうするのかを念頭においた。

トークが弱いと思ったら、トークを鍛えるようなイベントをすればイイし、大喜利ならそうすべきだし、ネタならネタを。
ただ、そういうイベント内容ばかりだとシンドイからほかにもバラエティ要素のあるものもやろう。

弱い(面白くない)部分を鍛える為にさらけ出す訳だから、怖いと言えば怖い。

しかし、それが出来るのは今だけだから、やりたい人はやった方が良い。鍛えたい気持ちのある人は鍛えたら良い。

村本大輔のトークライブなんかも貪欲で戦っている。

  

以前に大喜利ライブを計画性が薄く失敗した経験があった為なのか、今すべきことが目の前にあったのか、力の入れようが凄かった。

ほかにも「ぴっかり高木とR藤本」のトークライブ。

「ネタネタ日本」が、類を見ない内容なのでお気に入りであるし、力も付く。

     

「SaySwingShow~醒睡笑」もなかなか勉強になった。

「ComeStayle.Net.」という公開録音してネットラジオをやろうという企画をしたけど、結局、目の前のお客様を笑わす方が良いという事で、このイベントも内容を色々途中で試行錯誤・瞑想しながら、最終的に「魁!ながいまる塾」という番組となってしまった。2007年年内で終了させる事も前提の上でスタートしたので、まぁ・・・初めの企画通りにいかなかった分、迷走したので、結果論としては失敗。

ほかにも色々と挑戦できるイベントなので、もっと、やるべきだ。と、思う。

失敗してもイイじゃない。

結果、得られる何かを見つける事が出来れば。

しかし、中途半端な立ち振る舞いで参加されると、打ち切らざるを得ない。

終わらないように、モチべショーンを保ちつつ、自分のペースで前を向いて歩こう。


「とろサーモン」が、base入りを決めたあの日の夜、彼らから連絡が入った。
「ながいさん、やりました!『とろサーモン』は、『コメスタ』のお蔭で、baseに入る事ができました。有難うございます。『コメスタ』から『とろサーモン』が出てきたと公言して貰っても結構です。」
今でも、芸人さんから直接報告があったあの言葉、嬉しかった。
やってて良かった。その言葉。
久保田くんはお笑いに関しては貪欲でいつも「コメディスタジアム」のビデオを早いうちから取りに来て、お好み焼屋などに行き、ネタの話をした。
その後の活躍は皆さんの知っている通り。

時期はバラバラだけど、「ひじき」も初合格の時はわざわざ、自転車屋に直接報告来ましたしね。
「ネオシン」もbaseに決まった瞬間、電話でかなりのテンションで報告くれましたね。
「ハロー植田」も未だに決勝に駒を進めて顔が合う度に嬉しそうに報告してくれますが、彼に至ってはその繰り返しだからその次のステップへ行った時何か言ってあげよう。
どっちにしても報告は嬉しいモンである。いくらネットで情報が流通していて結果が早めに解っていたとしても。

ビデオに関しては寒い中、『男と女・市川』や『スマイル・瀬戸』もよく職場(自転車屋)にビデオをワザワザ取りに来てましたね。
仕事の手のすくのを店の表に待って。

研究心のある人はビデオを欲しいと思うのは当たり前で、また、ランキングライブでそれなりのネタを用意していたとして、順位が思うようにいかなかったら確かめるのも道理で。
ただ、ランキングライブだけど、「コメディスタジアム」は支持率を取っている。
いくら順位がよくてもパーセンテージが低かったら、駄目なのである。
順位よりも前回の支持率より上か下かを意識した方が良い。

そして、ライブ出演が彼らにとって微妙と判断した時期にユニット名を変えてまで、出演したいと言って来てくれる。
一時、誰が誰やらわからないくらいユニット名の変更も重なった時期があった。
「くるみパン」、「ゾンビ」、「実家喫茶」、「怪奇人と介護役」もうここまで来たら、誰やねん?
お客様も訳がわからなtかったと思う。
当事者の私が把握しにくかった位だから。

でも、それは、「コメディスタジアム」を必要としてくれてるからの思いと信じている。


そして、昔から変わらない意図のイベント、向上心を一緒に一つのものを創ろうというイベントとして、「BETAPICA」の復活。



これからも本質の部分を大切にみんあとパフォーマンスをし続けて行きたい。と、切に思う。

これがビジネスとして、もっと、さらに多くの方々に観て貰えるのが、本望で目標とする部分である。



物語は終わらない。

ボクらの旅はまだまだ続いている。



めくるめくターニングポイントの上にある、「コメディスタジアム」。

ここから得たものが多く過ぎて、全てここから物語れる。

毎月、原点に戻れるところでまた一から頑張ろうと、刺激と認識、吸収、あらゆる角度からの感性、そして活力を与えてくれる。

宝箱のような存在。

ゴールではなくスタートであるこの原点に応援して下さってる方がいっぱいいることは、やはり、有難いことです。

これこそが全てに関わっている皆様の活力となっていくと信じている。


だから、「カラフル!」の一時休止を決めた。


~ つづく  


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2008年09月27日

第二十五話 笑撃!ベタ×2ピカソ(仮) ②

極論、「コメディスタジアム」は、個人的なパフォーマンス、「笑撃!ベタ×2ピカソ(仮)」はチームワークでのパフォーマンスという事でしょうかね?

途中から「マシンガンズ」が、このイベントを引っ張ってきた。



と、いうより彼らのキャラクターがハマって、イベントカラー自体が彼らの方へ寄り添っていったという事だろうか?

2005年7月29日金曜日「マッスルブラザーズ(=マシンガンズ)」が、base入りを果たし、卒業した。

そこでイベントカラーが見失われてしまったのかもしれない。

後のMCを引き継いでもそのカラーを払拭できなかった様に思える。

そして、2006年4月からユメヤ式ヨーチとして「マシンガンズ・平松」のみが戻ってくる。

ちなみにこの彼らはコロコロとユニット名を変えるので、この際、ご紹介しておきましょう。



元々のコンビ名は、「マシンガンズ」

Vol.1 → 「キャラメルマン8号」
Vol.2 → 「トイレットペーパー」
Vol.3 → 「キャラメルマン8号」
Vol.4、Vol.6~Vol.26 → 「チキンライス小町」
Vol.27 → 「ブラックマシンガンズ(CTU)」
Vol.28 → 「マッスルブラザーズ」

ちなみに
初代 MC  2002年12月16日 ~ 2003年 7月16日 アイアンホース
2代目MC  2003年 9月26日 ~ 2003年11月28日 京風ゆばちりめん
3代目MC  2003年12月19日                 村本・本田
4代目MC  2004年 1月16日                 パラフィンキック
5代目MC  2004年 2月20日                 チャオ
6代目MC  2004年 3月19日                 ジャイアンソング
7代目MC  2004年 4月 9日 ~ 2005年 7月29日 チキンライス小町(上記ユニット名変更参照)
8代目MC  2005年12月 2日 ~ 2006年 3月24日 アップ・アップ
9代目MC  2006年 4月28日 ~ 2006年10月27日 ユメヤ式ヨーチ (6月16日→チキンライス小町)
最終回MC 2006年12月17日 ~               マシンガンズ

色々やりましたなぁ。

ベタピカソング

ベタピカTシャツ



ベタピカステッカー



2004年8月20日金曜日には「上方てんこもりライブ IN 笑撃!ベタ×2ピカソ(仮)・SP」で、30分凝縮して公演もしましたね。
30分で12組も出て、コーナー2本、ネタもあり・・・。
そのあとファッチャ京橋で「C★マン」もあったんですね。

2006年8月27日金曜日には「上方てんこもりライブ IN コメスタイル」、MCはもう前回の事もあって「マシンガンズ・平松」に頼むのが一番良いと思って任せた。
この回は、ネタのみだったけど、この2イベントが後の2007年2月から始める「カラフル!」の原型・発想となったのも言うまでもない。

30分でひとつのイベント創れて、ダラダラした内容にならない。

観たいイベントだけチョイスして観る事が出来る。


「笑撃!ベタ×2ピカソ(仮)」を終わらせようとしたのは、出演者との考え方のズレとモチベーション。

コーナーを多用したイベントと思われがちであるが、根本は違って、そもそもみんなで一つのまとまった練ったライブやモノを創ろうという処から始まり、メンバーが入れ替わるにつれその部分が薄れて行き、後半の2006年ではチーム戦でネタだけを持ち寄って・・・みたいなイベントとなった。

元々40回目記の特別版でチームバトルをしただけなのだが、ちょっと前からコーナーメインより、ネタメインにしたいとの意見もあり、この流れになったのである。

イベントは芸人さんのモノで、居なかったらステージなんて成立しない。

40回目記念終了時に、「コーナーメイン」か「ネタバトルメイン」どちらのイベントするか多数決が取られ、圧倒的の支持率でネタバトルになった。

「コメディスタジアム」との差別化が図れない似たような感じのイベント。

別に「笑撃!ベタ×2ピカソ(仮)」でなくても良い。

出演者も別にこのイベントで無くても良いと思っている。

ネタが出来ればタイトルなんてどうでもよく舞台さえあれば、それでイイ。

現に打合せにはほとんどのメンバーは顔を出さない。

創り手のモチベーションは下がる一方。

観客動員も減少にある。



終わらせよう。




2006年6月に内心で決め、あとはメンバーの気持ちとモチベーション次第で存続するかどうかを判断しようと決めた。





結果、10月に発表し、12月に最終回をする事にした。

これまでの出演者出来る限り、集める事にした。

どこかで一度は光の当たる場面を創るから。というのを告げて集めた。

結果、出演者も膨大になってしまい、ネタ時間をどういう風に割り振るかを悩んだ。

「コメディスタジアム」と違って結果でネタ時間を決める訳では無く、悩んだ。

そういう事もあって、場代は全て免除とし、すべて負担する事にした。

記録しておきたいと、カメラと三脚、編集機材を新らしくして結局10万円近く全て負担した最終回。

終えてみて、その出費が高いとならず安いと思えた。

この日の為に多くの芸人さんが戻ってきて、そして、復活してくれて大いに盛りあがった。

最後の芸人さんとお客様での一丸となった、大阪締め。

片付けをしていて、それを一緒にできなかったことだけが悔い。

とにもかくにも2002年12月16日金曜日に幕を開け、2006年12月17日日曜日にその人にとっては大きな歴史幕が降りた。

年この最終回が終わってから、去って行く芸人さんが目立った。
活動を休止する者、解散する者、東京へ旅立つ者、嬉しい事にbase入りを果たし活躍の場を広げる者。

「笑撃!ベタ×2ピカソ(仮)」をこれで封印する。

と、宣言しながらも結局、2008年1月に「BETAPICA」として始める訳ですけどね。

基本コンセプトを同じにして。

今回は、中途半端な事をするくらいなら振り切って、トコトンやろう。

と、これ位やったら、ウケるんちゃう?楽しんでもらえるんちゃう?ではなく、もうひとつ前に出ようと。

それが結果的にオカシな方向にいった結果や自己満足にとらえられた事もあるかもしれないけど、中途半端なボケや表現で終えずにもっと振り切って頑張ろうと。

お金かかるから止めよう。ではなしにお金がかかろうが関係ない。やりたい。面白いと思ったら、可能な限りみんなでいかに安くギリギリまで一緒になって表現しようではないか。と。

40点~70点を取るくらいなら、0点か100点を目指そう。

それが、今後に繋がる極意じゃないのかな?

「コメディスタジアム」でも「笑撃!ベタ×2ピカソ(仮)」、「カラフル!」、「BETAPICA」など全てにおいて同じようなイベントをするのではなく、違ったアプローチ方法をしている。

これは、私の考え方であり、漫才でもコントでもみんなと違ったアプローチをしないといけないよ。

と、それだけが言いたいだけで様々のスタイルの違う主宰イベントを持っている。

遠まわしにみんなに言いたい事がこれ。



~ つづく  


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2008年09月20日

第二十四話 終わらない旅

2004年頃からボランティアスタッフが入ってくるようになる。

スタッフの応募は「コメディスタジアム」のホームページから応募が出来る。

これまでにもスタッフ希望者はあった。
1回だけ手伝って次から来ないとか、応募はあるものの来なかったり・・・。

応募があると
芸人さんとは一線引いて活動して貰います。ほとんど喋れません。ミーハーな気持ちや中途半端な行動は迷惑ですので、イメージと現場とのギャップは相当あります。また、スタッフになるとネットで無い事を書かれて叩かれたりする事があります。無視していたら良いですが、覚悟いります。t守れるなら返信して下されば今後の指示を出します。

そうした中で女性と男性が同時期に入って来たモノの何をどう手伝ってもらおうか悩んだ。(男性の方は何回かで来なくなった。)

それまでは芸人さんと私のみで回していたので、大変助かった。

次も来てくれるとは限らないので、とりあえずどのようなイベントなのか、まず観てくれ。と。

観たことも無いのに応募してくる筈無いのにね。

とりあえず、観て、芸人さんの顔を覚えて下さい。

そうでないと、後々大変だから。

とりあえずはビデオ撮影かな・・・。

固定で撮影していたので、遠目でしか撮影出来ていないし。



暫くして女性がまたひとり増え、また、増え、最終合計3名になった。

主に仕事は「会場費収集」、「チケット配布」、「音響」、「照明」、「進行」、「受付」、「備品買出し」、「ビデオ撮影」等で当日にする仕事ばかりである。

今もそうで、それまでの公演の準備(「進行表・進行台本作成」、「小道具準備」、「アンケート・チラシ・投票用紙等作成」、「コピー」等)とあとの処理(「HP管理(結果発表・次回出演者管理等)」、「ビデオ編集とダビング」等は全て私の仕事。

スタッフは当日の仕事のみである。

変った仕事といえば「ベタピカTシャツ」の作成。
と、いっても私がアイロンを持っていないのが理由。

  

彼女たちは彼女たちなりで慣れてくると、色々と仕事のほかにやりたい事を始めた。

仕事振りから真面目で良くやって貰ったし、助かったし、やりたいというのがあるのであれば、彼女たちもお客さん動員の協力の分でサービスする処で考えた案だったので、許可した。

「笑撃!ベタ×2ピカソ(仮)」に関しては、皆でひとつのモノを創ろうという処から始まってる分、このイベントに関しては融通をきくところがある。

彼女たちが作ったのは、「ベタピカ通信」だ。


そして、サプライズ企画。
芸人さんたちのお誕生日にちょっとした事を。(私もしてもらいました。)


これは、嬉しかったですね。

スタッフに入るとして、色々規制をかけて仕事ばかりだけでもストレスになるので、こういうのもあってイイ。

しかしながら少し文化祭ノリになってきたので、途中でそのサブとなっている部分の仕事をやめさせる事になってしまった。

そして、2006年になると新たに「放送芸術学院・舞台製作科」から、手伝いたいという女性が2人現れると同時にそこの卒業生で構成作家の男性も加わり、スタッフが重なり入れ替わりの時期となり、完全に入れ替わった。

その途中、魁塾の作家の方々にスタッフで入って貰ったりもしたが、やはり、中途半端な感じとなった。

彼女たちはおおよそ卒業までのおおよそ2年と解っていたから、スタッフが居なくなるのは、その時に解っていた。
・・・が、慌ててスタッフを中途半端に補充しようとも思わない。

今もそう。

ボランティアなので信用問題で、スタッフだから手伝って貰うのが前提で足を引っ張るような事になるようなら辞めてもらう他無い。

芸人さんも芸人さんで、スタッフに頼ってはいけない。
そう思っている。

プロとして活躍する前のポジションだ。
このポジションで色々して貰おうと思ってる時点で、それは甘えだ。

それは勉強会という意味でのインディーズライブとしては間違っていると思う。

だから、スタッフに手伝ってもらうのは大変有難いし、助かる。
スタッフは確かに欲しいし、居る。
・・・が、甘えてはいけない。



そして、2008年、スタッフのひとりが「吉本興業」へ就職が決まった。


今、私と男性のふたりだけで基本は回している。

ごっつ、大変。

(「カラフル!」は、もう一人手伝ってくれるスタッフ(作家)います。)




初期の女性スタッフの1人が、大学の卒業の論文で「コメディスタジアム」の事について書いた。

彼女にとってのその間の思いと考えが綴られている。

「終わらない旅」

この見出しが彼女の人生としてのひとつの結論となっていた、その文章。


彼らと巡り合えたこと、そして、心からお礼を言いたい。

アリガトウ。



「コメディスタジアム」ほかのイベントを通じて感じる事があって、それこそ、素晴らしい事だと改めて思った。

こちらこそ、ありがとう。




~ つづく  


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2008年09月13日

第二十三話 C★マン

2004年に入り、ますます「コメディスタジアム」の後先の事を考えるようになった。

その一例として今まで堺市から機材を積んで自転車であべのベルタ・阿倍野市民学習センターへ来ていたのだ。
着くまでにヘトヘトになっていた。

そこで、ベルタの近くに引越しを5月に済ませた。

「コメディスタジアム」のシステムが変動して、折角出演したいと思ってる芸人さんが力の差で出れなくなって、それをフォローするつもりで創ったイベント、「コメスタSP コメディスタジアムネクストステージ」→「コメスタ★キング」→「笑撃!ベタ×2ピカソ(仮)」と、変化をして落ち着いた訳だが、その他の芸人さんの事もフォローしてあげないと・・・。

「コメディスタジアム」はピラミッド型で、1分組、2分組、レギュラー組と3段階層の入れ替え戦で、この頃の1分組は瞬間ギャグ的な芸人さんが2分組に上がりやすい傾向にあった。

1分組で通用して、次の月に2分に上がり、通用しないので1分に戻る、また、上がるの繰り返し現象。

これはマズい。

漫才師にとっても上がりにくい状況。

私的には1分組で、ツカミの早さの部分で2分以上のネタが観たいと思わせる芸人さんが上がって欲しかったのであるが、そうもいかず・・・。

そこで、2004年4月24日金曜日ファッチャ京橋でスタートさせた「C★マン」である。
http://hp.kutikomi.net/cman/

「コメディスタジアム」のポジションとの差をつけるために公演ペースも空け、入場料金も無料としている。

本来は無料にする事に抵抗あったが、そうなると「コメディスタジアム」の入場料金を上げてバランスを保ってしないとならないのだが、現在は据え置きである。

で、毎月やらないことに決めた。

「コメディスタジアム」に出れなくても「C★マン」に出れるから、まぁ、イイや。と、思われたくないからで競争心をもっと持って欲しいからという考えがある。

2分以上のネタが出来る。
シビアな部分としては、1分でもアカン。2分でも結果が出無い。と、なると、これまた辞めた方がイイよ。という最終勧告に近いイベントの様にも捉える事が出来る。

コメディスタジアムのリベンジであろうが、新規参入だろうか、関係無く、とりあえず次回の「コメディスタジアム」の枠を獲得するイベントになっている。

上手く活用した主だったところに「ヒカリゴケ」、「ハロー植田」、「若松モンキードンキー(=銀河鉄道)」、「徳原秀俊(=蝉丸)、」「ななまがり」、「さるつかい」、「ダウト」、「キャバレーナイト」、「和牛」、「たこやき」、「ソン・ネジドリルン」、「インスティンクト」、「金属バット」、「近衛」など。(時期はランダムです。)

その中でも「極悪連合」が凄い記録を創った。

4月30日金曜日「コメディスタジアム」初登場、1分組で「1票」だったのにも関わらず、2004年5月21日金曜日公演の「C★マン」で、ダントツ1位で2分組へ昇格、9月24日金曜日公演で、支持率85.2%を記録したのだ。

それ以降、その85.2%を最高値としてこの記録を塗り替えると、賞金に加えボーナス賞金×3が与えられる事になり、2007年12月15日土曜日公演「さかなDVD」が87.3%で塗り替えるまで、おおよそ3年の期間があった。

「C★マン」は、今も常にやる意味はあるとは思うが、無料ライブで、お客様が入らないのがネックで、ゲスト芸人を導入はしているがそれはサポートで、そこに頼ってはいけない。
出演者が宣伝して集めないと。
その対象者の為にしてるのであるのだから。

勿論、私も出来るだけのフォローはしますが・・・。

~ つづく  


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2008年09月06日

第二十二話 作家

30歳になったら「コメディスタジアム」を打ち切ろうと考えていた、受け継いだ当初。

昨年の出会いの奇跡やこれからの事、周りの仲間の事を考えるとうち切れず、ますます力を入れていきたくなっていた。

この頃、死ぬまで「コメディスタジアム」は続けると公言してる。
「笑撃!ベタ×2ピカソ(仮)」は、いつか終わる事があっても「コメディスタジアム」は終わらせない。

ヨボヨボの爺いになっても。

なんか、ロックでしょ?

ただ、ポジションが中途半端だと常に感じ、思っていた。

このままではいけない。

「笑撃!ベタ×2ピカソ(仮)」の会場を抑えに行った、2004年9月1日。

一枚のパンフレットを見つける。
「かわら長介 魁塾 一期生募集」

もうすぐ、31歳になろうとしていた。
このまま自転車屋で40、50になっても続けているのに限界に思えていた。

かと、言って、今、構成作家を本格的に商売としてやっていくのにもかなりの勇気がいる。

少なからずとも安定した収入がいっぺんに無くなるのだから。

あの頃の夢は将来、お笑いのライブハウスを創る。と、いう事。
このような活動を経て、将来、40~50を回ってから創って、そこで有名な人間が出てきたらイイなぁ。と、考えていた。

今もその夢はある。

ここでも私に影響を与えてくれたのが「男と女・市川」である。

彼もかつて「ひじき」として活動した後、就職をし、退職してお笑いを目指す。

「男と女」結成。

それが今年2004年の春~夏の話である。

そんな姿を見ていて、何をやっているんだろう?

ホンキでやらな。

失礼やろ。

でも、この年齢で再出発、いけるか?

心の中では行こう!と、決断していたが後押しが無いとなかなか決断が一歩前に出無かった。

いつもお世話になっている方に相談した。

行く必要無いでしょ。
充分、出来てると思うけど。行きたいのであれば、行くべき。

次の日、よく考えて行き。

・・・。

そして、9月10日金曜日だったと思う。「笑撃!ベタ×2ピカソ(仮)」終わりに、「マシンガンズ・平松」、「街の帽子屋さん・川崎(=バイク川崎バイク)」と、焼き肉に行き、その事で相談をした。

「行くべきです。」

どういう結果の話になったとしても決めていたけど、背中を押してくれる人間がいれば、勇気が出る。

入塾して10月には「キタイ花ん」にも参加する事になる。

構成作家の勉強なんてした事もなく、書き方なんて全く知らなくて、これまで自分のイベントをする上で利便性として進行表や進行台本などを用意していた。

結果、書き方というよりお笑いに対する姿勢という事が重点的であったように思える。

書き方は伝われば特に問題も無かったのである。

しかしながら、色々な人間が居てる訳で各々の考え方とか発想とか違う角度からの考え方が勉強になった。

今は芸人として活動しているが「寺岡直樹」ともここで知り合った。(元々、作家志望だったという事)

そして、「中山市朗」氏との出会い。

この存在も大きい。

私の世代の方はご存じだと思うが「爆笑!Booing」などの構成作家で活動し、「怪談・新耳袋」でベストセラーを記録し、テレビ、舞台、映画などあらゆるメディアで活躍している怪異蒐集家である。

落語をやろう。

誘われる。

観るのは好きでちょこちょjこ観てはいたけど、「やる?」そんなハードルの高い演芸は無理ですよ。

断り、半年後にまた、「落語をやろう。」

・・・。

へたなら寄席」という演芸イベントをスタートする事になる。
http://hp.kutikomi.net/hetanarayose/



漫画家や小説家、イラストレーターなどの塾をやっておられてて、持論として「あらゆるエンターティメントの基本は落語にある。」と、豪語している。

ネタの構成は勿論、目線、表現、動作、演出それ以外にも歴史も学べる。

観るだけではなく、実際に舞台で演じてお客様の反応を肌で感じる事もこれも勉強。

落語をやって、これまた、お笑い感が変わっていく。

色々な新人漫才師さんの手見せなどを観る時、ネタ以外にその辺も目がいってしまう。

漫才やコントなどでもその役柄がキッチリ出来てると同じネタでも振り幅が変わって行き、大きく落とす事も出来る。
簡単にいうとその世界観の説得力とでもいうところだろうか。

それが私に出来るのか?って言う話はま、ちょっと、横に置いておくとして。

そして、作家塾のメンバーで「ミナミの地場」という違ったテイストのコントイベントも行った。
http://hp.kutikomi.net/minaminojiba/




とにかく、まだまだ作家活動のスタートが幕を開けたばかりである。

~ つづく  


Posted by ながいまる at 00:02Comments(0)コメスタ★物語